2020/04/26 20:44

▼ 「長い伝統を持つ錫工芸の文化を現代の暮らしの中にもっと気軽に取り入れて欲しい」

そういう理念から、

伝統技法のなかに独自の技法を加え、自分なりの新しい錫器のかたちを追及し日々制作しています。


▼ 錫の酒器は改まった古いイメージを持つ方も多いかもしれませんが

自由に自分ルールで錫の器を楽しんでみてください。

▼ 夏は冷たくして

酒燗器

酒燗器はお燗だけではなくこれからの暑い季節には冷酒でも楽しめます。

お酒を入れた器ごと冷蔵庫で冷たくしてお使いください。

錫は熱伝導率が高く、温める・冷やすの調節がしやすい素材です。

こちらは通常の器よりも厚みをもたせて作っていますので、魔法瓶効果が得られます。

お酒以外にクッキングピッチャーとしてタレ、つゆ、ドレッシングなどにも。

(酸味の強いもの色の濃いものは入れたままにせず使用後洗い流して下さい)


冷蔵庫にいれておくだけで氷なしでお酒を冷たく美味しくいただけます。

錫は水を浄化する作用や、イオン効果からお酒の雑味が抜け口当たりよくまろやかにすると知られています。

容量はおよそ500㎖とたっぷり入ります。お水を入れても。

改まった席にも、お正月には屠蘇器として。通年で活躍します。


 平盃

平盃はふちにほんの少し角度をつけ口のあたりを良くしています。

高台をつけているので置いたときに安定感があります。

珍味・薬味・珈琲砂糖・ジャム入れなども。

どれもシンプルなデザインですから様々なシーンで活躍してくれます。

他の素材との組合せをいろいろ試して楽しんでみてください。

食卓に涼感を加えられます。

 ※ 錫器を冷やす際には冷凍庫へは入れないで下さい。


 ▼ 錫器は扱いやすいく普段使い向きです

手入れは使用後に台所用中性洗剤を使って柔らかい布、スポンジ等で洗い、水気を拭き取ってください。

黒く変色することがなく、使うほどに錫器ならではの独特の風合いが生まれてきます。

また錆びたり・割れたりしません。柔らかい素材のため強い衝撃により凹むことがありますが修理メンテが可能です。(たわしや研磨剤、漂白剤は使用しないでください。)

安心して気軽にお使いいただけます。

 

▼ 錫のインゴットを溶かしてかたちを作り出します


できた錫の板の表面を削り、槌で叩くことで柄を作り出す打ちものと、

鋳物工法でできたものをロクロで仕上げる昔ながらの技法とがあります。

一打々槌で叩いた錫器は独特の肌の感触をもちます。

▼ 外へ出かけることがためらわれる今

食卓をたのしむことで心も健康にと願うばかりです。

涼感のある錫の器は特に夏の食卓で重宝します。

ひんやりと、それでいて柔らかい錫の器で夏の食卓をよりたのしんでいただけたら幸いです。


HP= https://imaishouji.wixsite.com/suzu