2020/05/02 22:16


初夏を通り過ぎて夏の日差しの1日でした。


▼ 外を歩く機会がなかなか持てないこの頃です。

毎年ご紹介しているアトリエ・Kinamiの日傘も出番はこれからです。


こちらは赤城の座繰り糸を使って織られた着尺の生地を使用してあります。
着物としてもシャリ感があり、暑いときに少し透けた感じが涼し気でおしゃれな着姿が素敵です。数枚の画像でその素材感がお伝えできると思いますので、ご覧ください。

日傘は直接太陽の光を受けますので、アトリエ・Kinamiでは古布のリメイク生地は使用しておりません。すべて新しい反物からお仕立てしているので、強度の心配はありません。

▼ 手元に使用している山桜は
樺細工の様に桜の皮を使っているのではなく、木のまま、数年寝かせて乾燥させたものを使用しています。
手元の長さは35cmとかなり長めで桜の味わいをよく表しています。
また、手元が長いことで手をゆったりと低い位置で傘をさすことが出来て傘を持つ姿を美しく演出してくれます。

※手元の画像は私が数年使用している日傘の手元です。良いつやが出てきます。

▼ 軸は国産の樫の木を使用したしっかりしたつくりのものです

真っ直ぐな手元はさしていない時に持ち歩くのを心配される方も多いので、長めのストラップを付属しています。

手首に一回ししてかけて置けば安心感もありますし、日常のラフなスタイルの時には肩にかければ電車の座席に座っても邪魔になりません。

▼このスタイルの日傘をご紹介して10年経ちました


七緒

毎年、少しずつのご紹介です。
是非、お使いいただければ!

生地:絹100% 赤城座繰紬 黒に細縞
長さ:83.5cm位
骨数:10本 中骨の長さ40cm(露先まで) グラスファイバー
手元:山桜
軸:樫

※こちらの日傘は修理、張替えなどもお受けしております。アトリエ・Kinamiオリジナル以外の傘の修理はお受けしておりません。

HP=https://www.kinami.jp/
SHOP=https://kinami.thebase.in/
※アトリエ・KinamiのSHOPでは他の生地の日傘もご紹介していますので、そちらも参考にご覧ください。